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<機能性胃腸症>異常がないのに続く胃の不調、心理面との関係も深い(毎日新聞)

 ◇診断基準統一化の動き 人体図使い問診/抗不安薬で症状改善

 胃痛や胃もたれが続くのに、検査結果は「異常なし」−−。こんな症状が特徴なのが機能性胃腸症(FD)だ。発症の仕組みについて、ストレスなどの心理面の影響も指摘されるが、目に見える異常がないため、周囲の理解を得られないことも多い。関連学会では保険適用を目指し、統一した診断基準作りを模索している。

 代表的な症状は胃痛、胃もたれのほか早期満腹感、みぞおちの灼熱(しゃくねつ)感など。以前は慢性胃炎と同じと見られていたが、胃の粘膜保護薬を処方しても症状が改善しないため、80年代ごろから医療関係者の間で注目されてきた。99年には国際診断基準も作られている。

 東北大病院(仙台市青葉区)の本郷道夫総合診療部教授(消化管生理機能)らが全国1万人以上を対象に行った調査では、全体の14%が該当する症状を経験したと回答した。本郷教授は「胃もたれ、胃痛の原因は胃の運動機能が低下したり、胃酸の分泌が過剰になることで起きている」と話す。

 大阪市立大病院(大阪市阿倍野区)の富永和作准教授(消化器内科)によると、主な患者は50〜60代。女性が男性の倍ほどになるという。最近は20〜30代の女性も増えている。

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 検査で異常が見つからないうえ、発症の仕組みも分からないため、診断は患者に対する問診が頼りだ。しかし内臓の痛みの程度や部位を他人に的確に伝えることは難しい。

 大阪市大病院では08年から人体図を使った問診を導入した。みぞおち周辺(図の(3))に半年以上前に表われた強い痛みや不快感が、直近の3カ月で週1回以上続いた場合にFDと診断されるという。富永准教授は「『胸やけがする』と下腹部をさする患者もいる。図を使うことで症状が理解しやすくなった」と話す。

 内視鏡検査でかいようやがんなどの疾患がないことを確認したうえで、投薬による治療となる。胃痛には胃酸分泌抑制薬、胃もたれには胃腸機能改善薬を処方するケースが多いという。

 患者への精神的なケアも重要だ。洛西ニュータウン病院(京都市西京区)の中井吉英心療内科部長は「症状が続くのに『気のせい』と一蹴(いっしゅう)されると患者は不安になり症状が悪化する。患者の話を聞き不安を取り除くことが必要」と指摘する。

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 FDは心理面との関係も深い。本郷教授らの実験では、内視鏡検査で「異常なし」と告げられた患者の3割で症状が消えたり、効果のない薬を投与しても5割で症状が改善する「偽薬効果」が確認されたりした。また本郷教授は「診察したFD患者の約半数はうつ症状があった」と話す。

 これらの作用に関係するとみられるのが神経伝達物質セロトニンだ。セロトニンは脳内で感情制御にかかわり、胃腸では脳の指令を伝える“潤滑油”として働いている。

 富永准教授らが08〜09年にFD患者と健康な人の脳内のセロトニンを調べたところ、健康な人に比べFD患者では分布の偏りを示唆する結果が確認された。一方、うつ症状を訴えるFD患者に、脳のセロトニンの働きを促進する抗不安薬を投与すると、抑うつ・不安状態の解消に加えて胃腸症状も改善した。富永准教授は「心理的な問題が先か、胃腸の不調が先かは分からないが、セロトニンを介して互いに影響し合っていることは間違いなさそうだ」と話している。【林田七恵】

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